Interview

インタビュー

INTERVIEW 02
株式会社大菱計器製作所

株式会社大菱計器製作所は、新潟県長岡市に本社を置き、昭和24年の創業(昭和26年会社設立)以来、70年以上にわたり精密計測機器工業界の一員として歩んできた企業です。
自動計測装置や超精密基準器をはじめ、水準器、定盤、直角定規、角度測定器など多彩な製品を手がけ、長年培ってきた技術力を活かし、お客様のニーズに応じた最適な計測ソリューションを提供しています。

企業インタビュー

企業の事業内容や主な業務について教えてください。

当社は、大手メーカーから1~2人で運営されている町工場まで、幅広いものづくりの現場で使用される測定器および基準治具の製作を行っています。事業の内訳は、製品製作が約6割、保守・メンテナンスが約2割です。残りの約2割は新規事業として、航空機分野や自動車工場の生産ラインで使用される自動測定機の開発・製作に取り組んでいます。

今回留学生のインターンを受け入れられた目的を教えてください。

今後、海外売上を伸ばしていきたいという思いがあり、外国人材と共に働ける会社を目指しています。日本人だけでなく、外国人材も積極的に受け入れられる企業になるための第一歩として、留学生インターンシップに関心を持ちました。長岡市主催の留学生との交流会でインターンシップの案内をいただいたことが、今回の受け入れにつながっています。

今回実際にリョウさんをインターンシップに受け入れた際の言語の壁や文化の違いについての対応方法はどのようにされていましたか。

今回は中国語が話せる社員が在籍しており、中国出身の方については母語で相談できる環境が整っていたため、安心して受け入れることができました。今後、インドやベトナムなど、言語が異なる国の方を受け入れる際には、AI翻訳なども活用しながら、柔軟に対応していきたいと考えています。

留学生のインターンシップ受け入れを通して、企業としてどのようなメリットがありましたか。

インターンシップは、自社の魅力を発信する良い機会になると感じました。また、海外の方に向けた情報発信について考えるきっかけにもなりました。現在の学生にとっても、「インターンシップを実施している企業」であることは大きな魅力だと思います。結果として、企業・学生双方にとってメリットの多い、非常に良い経験になりました。

今後、外国人材に期待する活躍について教えてください。

将来的には、経営にも関わりながら、母国に戻って当社製品を扱ったり、海外で活躍できる人材に成長してもらえたら嬉しいです。どの部署に配属されても、最終的には「この会社が好き」と思ってもらえることが理想です。将来、母国で起業したいという思いが生まれた際には、応援し、協力できる関係でありたいと考えています。

これから外国人のインターンシップや採用を予定している企業へメッセージをお願いします。

ぜひ積極的にインターンシップを実施し、会社の魅力を発信してほしいと思います。「ここは行ったほうがいいよ」と、留学生が後輩に勧めてくれるような企業になることが大切です。外国人だからといって、過度に構える必要はありません。外国人のインターンシップの受け入れは新鮮で楽しく、「やってみて本当に良かった」というのが率直な感想です。

作業をするインターンのリョウさん

留学生インタビュー

なぜ長岡市でインターンシップをしたいと思いましたか?

長岡市で開催された長岡市内企業と留学生の交流会に参加したことがきっかけです。その際、企業の代表の方々と直接お話しする機会があり、大菱計器製作所の松原さんとお話ししました。ご担当者の人柄から会社の雰囲気が伝わり、とてもフレンドリーで温かさを感じ、「このような職場で働いてみたい」と思い、インターンシップへの参加を決めました。

インターンシップでどのようなことを学びましたか。

会社の概要や取り扱っている製品、基本的な業務内容について理解を深めることができました。また、製造業ならではの企業文化や、伝統を大切にする考え方についても学び、非常に勉強になりました。さらに、取引先の企業訪問にも同行させていただき、製造業をビジネス全体の視点で見る貴重な経験ができました。この経験を通して、社会人としての考え方や視野を広げることができたと感じています。

日本の企業文化で驚いたことや印象に残ったことはありますか 。

日本の製造業は歴史が非常に長く、70年、100年以上続いている企業が多いことに驚きました。その中で、昔からの文化や習慣が今も大切にされている点が印象的でした。特に印象に残っているのは、営業担当の方と一緒に他社を訪問した際、オフィスの皆さんが立ち上がって挨拶をしてくださったことです。中国ではあまり見られない文化で、日本ならではの礼儀や敬意の表し方だと感じました。

インターンシップの経験を将来どのように活かしたいですか。

今回のインターンシップを通して、製造業に限らず、他の業界でも活かせる多くの学びがありました。特に、職場でのコミュニケーション力が向上したと感じています。最初は緊張していましたが、話しやすく風通しの良い職場環境のおかげで、次第に自然に会話ができるようになりました。この経験から、今後は意見が言いやすく、雰囲気の良い職場を重視したいと考えるようになりました。また、日本の職場でのマナーや挨拶についても、先輩方を見て学び、今後に活かしていきたいです。

インターンシップを検討している外国人の方へメッセージをお願いします。

インターンシップは、外国人にとってとても貴重な経験だと思います。参加すれば必ず何かを学ぶことができ、成長につながりますので、ぜひ挑戦してほしいです。日常会話は問題なくても、専門用語や専門的な会話は難しく感じることがあります。分からない言葉があったときは、遠慮せずに先輩に聞いたり、すぐに調べたりすることが大切です。
私自身は行動力が足りず、少し後悔した部分もありました。これからインターンシップに参加する方へのアドバイスとして、「分からない日本語はすぐに聞くこと」をおすすめします。

株式会社大菱計器製作所
【本社所在地】 新潟県長岡市南陽1丁目1216-1
【設 立】 昭和26年10月
【代表者】 代表取締役社長 池内 克徳

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